天然素材の風合いを楽しめるエステルハンプ生地 

京都のれん株式会社に新しく加わったエステルハンプ素材は、
天然の帆布素材とほとんど変わらない風合いを実現しています。

ポリエステル100%でできた織物のため多少の光沢はありますが、
天然素材にありがちな短い繊維が摩擦によって立ち上がって毛羽立つような
状態になりにくく、耐久性、防カビ性に優れているため長期的な使用が可能です。

また、日本防炎協会が交付している防炎ラベル(イ)※の縫い付けも可能なため、
高層建築物や地下街、不特定多数の人が出入りする場所でのれんを使用したい場合でも安心です。
※(イ):水洗い洗濯及びドライクリーニングについての基準に適合するものを指す様式

エステル素材の強みとしては、まず染料の染み込みが良いため発色が綺麗に出ることが挙げられます。
フルカラーインクジェットプリントを採用しているため色数に制限がなく、
スマホやデジカメで撮影したような高画質な写真も鮮明に表現します。

もちろんイラストレーターで描いたイラストやスキャナで読み取ったデザインなどの
デジタルデータも忠実に生地にプリントすることが可能です。

エステルハンプ生地

インクジェットプリントはスクリーンプリントに比べて水の使用量も少なく
エコロジーな染色方法であることも魅力の一つです。

また、生地に直接インクを吹き付けて生地を染めるため、転写プリントのように
プリント部分が硬くなったり剥がれたりすることもなく、柔らかくなめらかに仕上がります。
印版を必要としていないため小ロットにも対応可能な印刷方法です。

今回、このエステル帆布素材は「通常」「中厚手11号」「厚手8号」の
3種類から選べるようになっています。
それぞれの特徴を以下に述べていきます。

1.エステルハンプ(通常)
軽くて柔らかく、織り目が細かい生地のため、繊細なデザインも綺麗に表現できます。
日用品ではエプロンやジャケットなどの衣料品、コースターやランチョンマットなどの
キッチンファブリック製品、お子様のレッスンバッグなどにも使用されていることが多いため、
馴染みのある素材です。

のれんに仕立てた場合、適度に光を通すことでその存在をより魅力的なものにします。
優しいフワリとした風にも柔らかく揺れるため、涼しさと同時に温かさを感じることもできます。

2.エステルハンプ(厚手8号)
糸が太いため重量感や存在感を感じられる厚手の素材です。
家庭用ミシンで縫うことは困難で、工業用ミシンを用いても折り返し部分など
生地が何枚も重なるような縫い方は非常に難しくなってきます。

アウトドア用のリュックサックや資材の運搬用バッグなど、
耐久性が求められる商品に使われることがあります。

そのためこの素材はどちらかというと日よけ幕、懸垂幕、店頭幕に向いています。
綿素材のような風合いで厚みとコシがあり、フルカラーで発色も綺麗に表現できることから、
迫力ある演出をすることができます。
もちろんのれんに仕立てても、十分な存在感と高級感を発揮します。

3.エステルハンプ(中厚手11号)
適度な厚みがあり、綿素材に特に近い風合いです。エステルハンプ(通常)と比較すると
強度があり、織り目も細かく丈夫でしっかりしているので、発色も綺麗に表現でき、
存在感があるのれんを製作できます。

エステルハンプの暖簾

天然素材の風合いがあるのでナチュラルな表現も得意とし、光を遮断せずに柔らかく通します。
透け感は少なくプライバシーを守るため、色々な場面で扱いやすい素材と言えるでしょう。
適度なしなやかさがあるので、トートバッグなどの一般的な製品やポーチなどの布小物にも使いやすいです。

更に、このエステル帆布素材は両面印刷も可能です。染め抜き風にすることで
より本染めをした天然素材に近づけることができます。

エステルハンプ(厚手8号)に関しては両面に別の柄を入れることも可能です。
メッセージ性を増やすことで、顧客の心を掴みやすくなるでしょう。
生地の本来の質感を維持でき、洗濯をしても色落ちがしにくく熱にも強いのも魅力の一つです。

このように、天然素材に引けを取らないほど魅力に詰まったエステル帆布素材は
アイデアや工夫によって強力な効果を生み出します。
この機会にぜひお試しください。

※生地見本のご購入 550円~
※※A4サイズサンプル製作=1枚/5,000円〜
(2025/1月時点)

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